第6回 中国城北会東京支部春節晩会

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 平成29年2月3日の中国城北会東京支部春節晩会についてご報告いたします。通算6回目を迎え、虎ノ門の「黄鶴楼」にて盛大に開かれました。最年長の野田英二郎大先輩(昭19)をはじめ、北京からは、北京中国城北会会長の小久保憲一先輩(昭49)と三浦祐介さん(平13)、戸山高校で英語の教鞭をとられていた大沼正博先輩(昭44)も含め、総勢21名(北京2名、東京19名)が出席されました。

 東京支部会長の藤田慎介先輩(昭44)の司会のもと、小久保先輩のご挨拶で始まり、最近の中国について、日本との関係が以前より良好になりつつあること、その証に日本のアニメ映画「君の名は」が中国でも広く上映され、とても好評であるとのことでした。その後、美味しい中華料理とお酒を頂きながら出席者の近況紹介や駐在時の経験談が続きました。

 野田大先輩からは、最近のNEW YORK TIMESから、米国トランプ新政権と中国との関係を示す挿絵記事のご紹介を頂き、90歳を迎えられる現在も世界情勢に関心を持たれているお姿に感銘を受けました。

 また、丸木崇英さん(平17)より、駐フランス特命全権大使、木寺昌人先輩(昭46)からのお便りをご披露頂きました。パリの大使公邸近くには中国の春節の時期に「新年快楽」の横断幕と赤い提灯が沢山飾られていること、日仏関係は良好で、地方都市のアングーレームで長年続いている国際漫画展に参加され、熱い手応えを感じられたとのこと、来年は「ジャポニスム2018」があり、文化外交に益々力を入れていきたいとの意気込みをお伝え頂きました。

 続いて、有賀洋祐先輩(昭36)からは、経験談をご紹介頂き、当時は電力事情が悪く、日常に明るい色がなかったこと、北京飯店の入口が自動ドアになった時のエピソードを、川崎恭嗣先輩(昭45)からは、中国でビール工場を立ち上げた時のお話などをお聞きし、当時のご苦労を改めて認識いたしました。

 近況報告として、水谷嘉弘幹事長(昭45)は4月から城北会サッカー部OB会会長になられるとのこと、野口哲也さん(昭62)が、2月からテヘラン駐在になり、木寺先輩と共に中国城北会海外会員になられることが紹介されました。

 そして最後に、野田大先輩から「世界で漢字を使うのは、中国と日本だけなので、きっと仲良くなれるだろう」と締めのお言葉があり、明るく前向きな気持ちになることができました。世界が大きく変わろうとしている現在、諸先輩方の航跡を引き継ぎ、世代を越えて城北会メンバーの活躍の旅が続いていることを嬉しく思います。次回は、8月頃になると思いますが、新たなメンバーが更に加わることを楽しみにしています。

(文責 浜田成泰 昭57)

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