第1回TOC土曜講座のご案内

toyama

城北会会員の皆様へ

一般社団法人 城北会
TOC土曜講座実行委員会

 戸山オープンカレッジ(TOC)はこれまで戸山高の元先生方が中心になって開催されてきましたが、今年から新たに城北会活動の一部に組み込まれ、「土曜講座」として再出発することになりました。その記念すべき第1回は、現在往診医として患者に寄り添った医療を実践しておられる小堀鷗一郎氏です。長年病院側からの医療現場を経験され定年退職後、民間病院に赴任して往診医として訪問医療に携わってこられました。在宅医療の世界は死と隣り合わせの面が強く綺麗事ではありませんが、往診医の経験がなければご自分の医師人生は完結できなかっただろうという、とても考えさせられるお話です。
 保護者の方々からも多数のご受講をいただきたくご案内いたします。

演題: 終末期医療の現況
日時: 平成29年6月17日(土) 14:00~16:00
会場: 戸山高校 物理講義室(校舎4階)
講師: 小堀 鷗一郎氏(昭31)
    元東京大学附属病院第一外科医
    元国立国際医療研究センター外科医

講座内容
 世論調査によると国民の約80%は住み慣れた自宅で最期の時を 過ごしたいと望んでいます。その一方、自宅で亡くなる方は全人口の約13%に過ぎません。これは「助かる見込みがなくても、とにかく生かす」という医師の基本方針と「最後の最後まで出来る限りの治療をしてほしい」と願う家族の思いが絡み合った結果と解釈されます。自分の死の在り方は自分では決められないのでしょうか。誰にも等しく訪れる死をどう迎えるか、会場の一人一人の皆様が考える機会になれば幸いです。

プロフィール
 1938年、東京世田谷生まれ。都立戸山高校、東京大学医学部卒業後、同付属病院第一外科、国立国際医療研究センター外科にて40年間上部消化管(胃・食道)の診療と研究に従事した。2005年から埼玉県新座市堀ノ内病院にて在宅医療に従事、現在までに約600名の訪問診療とその半数の臨終に関わった。

申込み:氏名と「城北会〇年卒」と明記して、6月10日(土)までに。
     城北会事務局 電話 03(3202)3349、 FAX 03(3202)3740
     メール(johoku@toyamaob.org