第7回戸山オープンカレッジ(TOC)報告

toyama

 11月30日(土)、第7回戸山オープンカレッジ(TOC)を戸山高校にて開催しました。今回は(株)電通 東京オリンピック・パラリンピック局 シニアディレクター 有賀 勝さん(昭和55年卒)を講師にお迎えし、「オリンピック・パラリンピックが地域に残せるもの」と題して講演していただきました。

 「海外チーム事前キャンプ誘致がもたらしうる夢と可能性」という副題に沿って、①2012年ロンドン大会における大都市と強豪陸上チーム、小都市と小規模陸上チーム、②先日終了したラグビーワールドカップでウェールズチームを誘致した北九州市、③来年開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて既に始まっている青森県弘前市とブラジル ブラインド柔道チーム、同じ青森県の三沢市とカナダ 車いすラグビーチーム等、事前キャンプを誘致した各地域の取り組みと成果について、入念な取材に基づいた事例が紹介されました。次々に映し出される多彩な映像に受講者が釘付けになる中、講演前日に届いたばかりの元ウェールズ代表選手 リース・ウイリアムさんから戸山高校へ向けてのビデオメッセージが流れた場面では、拍手喝采でした。

 受講者数は61名。高校生から80代まで幅広い年代の方が受講され、講演後のアンケートでは「北九州市とウェールズの交流に感動した。」、「映像による講義がとても分かりやすかった」という感想が多く寄せられました。2020年東京オリンピック・パラリンピックを、競技観戦だけでなく各地域にもたらされるレガシーに注目するという、別の角度からも楽しむきっかけになったのではないでしょうか。

TOC部会 小山田美夏(昭55年)

第7回TOC写真