連載「新装戸山高校」 第1回 講堂と階段広場

序.新装戸山高校(連載)

 現在、戸山高校ホームページで、校舎等改築の写真ニュースを平成13年6月から逐次提供しておりますが、城北会会員のご要望もあり、この度本城北会ホームページにて、平成15年12月に完成した新校舎、新体育館、平成16年11月完成の新校庭、平成17年3月完成予定の新アプローチガーデンなどの新装戸山高校、特に誇れる最新設備を取材し連載で詳しく案内することにしました。


1.講堂と階段広場

 新校舎1Fの生徒昇降口のすぐ前にある講堂は、ほぼ毎月第2土曜日に開催される土曜講座に参加したことがある城北会会員にとっては馴染みのある空間でしょう。

 幅13.7m、奥行22.5mで面積は308平方米。最後部の高さが6.4mあるのは、座席が階段式になっているため。ふだん、座席は最後部の壁面に収納されており、使うときに、座席はスイッチひとつで全247席が6分で自動排列されます。このほか、使わないときは積み重ねておけるスタッキングチェアが100脚あり、フロアと階段通路に並べることができ、合わせて最大347人が着席できます。
 可動座席は1列19席でシート・ピッチ(背もたれから前席の背もたれまでの長さ)は90cm。シートの奥行は40cmなので、足下も比較的ゆったりしているようです。座席用天井照明はハロゲン灯と白熱灯の併用で柔かい雰囲気です。

 高さ30cmのステージは幅7m、奥行2.7m。手動で設置・収納しやすいように、ステージ幅は3.5mに二分されています。ステージは最前部壁面に収納できます。ステージの通常照明は高さ3.6mの天井からの多色カクテル光になっています。正面にはスクリーン、演台、プロジェクター、拡声装置、照明装置、ほかに司会者用演台が準備されています。

最後部の座席のうしろに大きいガラス窓の調整室があります。ここはビデオプロジェクター設置用に設計されましたが、今のところステージ照明用に使われているだけです。

 この講堂が使われるのは、土曜企画講座のほか、SSH発表会、部活の演劇やブラスバンドなどの音楽の練習、それに学年全体保護者会などです。

 なお、講堂専用の空調設備が講堂西隣に設けられており、快適に講堂を利用できます。

 ところで、この講堂の天井が浅い階段状になっているのに気づきましたか?それは講堂の屋上が階段広場になっているからです。 この階段広場は新校舎の目玉のひとつです。 2F渡り廊下と3F西廊下から出入りでき、青天井の吹き抜けです。3,4人がゆったりと腰掛けられるベンチ(長さ180cm、幅45cm)が合わせて55台。校舎の壁が造る日陰や、冬日が射し込む日溜まりが、生徒たちにほっと一息入れる時間を与えてくれます。
以上


最後部からみた講堂全景

最後部壁面に収納された座席

自動排列中の座席

自動排列中の座席下の様子

明るいステージ

ステージ用天井照明と階段状の天井

土曜企画講座で使用中のスクリーン

最前部壁面に収納されたステージ

ステージ照明器具が置かれている調整室

講堂専用の空調設備室内の一部

生徒たちがくつろぐ階段広場


連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org