台湾科学教育視察団が来訪

 台湾高校科学教育日本視察団(団長:張一蕃・輔英技術専科大学校長)一行19名が、平成17年10月21日、戸山高校を訪問、スーパーサイエンスハイスク−ル(SSH)である戸山高校の科学教育について吉田順一副校長先生・福田裕史先生(理科担当)と懇談、校内施設を見学しました。

 この名称の代表団は2度目の来訪で、今回代表団は、高校の校長・教務主任12名、技術系大学や台湾大学の技術系学科の教授3名らで、SSHと進学指導重点校に指定されている本校の授業への取り組みや具体的な進め方、さらにSSH活動の実績・計画につき質問が相次ぎ、吉田・福田両先生が答えました。その後、理科実験室、化学階段教室、講堂、ビオトープなど校内外の施設を視察しました。

 台湾でも日本同様、科学教育に力を入れ、SSHに類する指定を行っており、日本における高校の科学教育の現状を視察し将来の自国科学教育の参考にしたいとのことでした。


張一蕃団長(前列左から4人目)ら視察団一行と吉田副校長(前列左から3番目)


一行の質問に答える福田先生(画面奥の白衣)


授業での生徒プレゼンをカメラに収める視察団の人びと


階段教室の後部に着席し授業の進行を見学

韓国ソウル市教育庁一行が来校

 ソウル特別市教育庁一行5名が、文部科学省の紹介により平成17年12月21日、戸山高校を訪問しました。
 市教育院教育企画研究部教育研究官の辛豪根(シン・ホグン)を団長とする研究官2名と高校教頭ら3名で、スーパーサイエンスハイスク−ル(SSH)に指定されている本校が、SSH指定以来どのように科学教育に取り組んでいるかにつき、さまざまな質問が出され、佐藤徹校長先生が説明しました。

 佐藤先生は、韓国にも同様の学校があることは承知しているが、日本のSSHでは、

・高校段階からエリート科学者や技術者養成を目指すものではない
・どの指定校でも、科学技術への興味関心を育成したり、自分で課題を発見し調べ、
 まとめて発表するなどの能力を向上させることに力点を置いている

ことを話しました。

 辛団長からは、韓国でもそうした観点での科学技術教育の見直しがあるとの話がありました。懇談後の校内視察では、1階講堂前の、SSH講座を選択していない1年生徒によるSSH委員会の展示を興味深く見ていました。


李豪根団長(前列左から2人目)ら韓国ソウル特別市教育庁一行と佐藤校長(後列中)・吉田副校長(同左)


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