戸山高校新聞第300号を発刊
     創刊から56年余、いまや新聞コンクール入賞の常連

 戸山高校新聞部は、今年2月13日付けで、戸山高校新聞第300号を発行しました。戸山四高時代の1949年(昭和24)5月15日、「四高時鐘」の名で創刊し、校名変更に伴い第6号から「戸山高校新聞」として毎年5〜8号を発行し、56年9ヶ月で大台発行に漕ぎつけました。ここ4年は、部員数減少のためか、年間発行回数が1〜3回に減っていますが、6月の新宿戦の翌日に出る号外「新宿戦速報」はほぼ欠けることなく発行しています。

 大手新聞社や出版社が主催・後援する高校新聞コンクールは、東京都や首都圏の高校が発行する新聞を対象に1950年代の前半から始まり、戸山新聞部は、1952年(昭和27)東京都高校新聞研究会・毎日新聞社共催の都内高校新聞コンクールで、参加30紙の中で第3位に初入賞し、このニュースは12月2日の第27号で、新聞名の下の小さなスペースに報じられました。同紙は29年(1954)の同コンクールで桐朋学園男子部発行紙とともに第1位を獲得し、1面の下のほうに10行余りの記事で少し誇らしげに報じています。

 その後、70年代4回(うち首位2回)、80年代8回(うち首位4回)入賞し、1989年から2002年にかけては連続14回(うち首位2回)入賞しており、新聞コンクール入賞の常連校のひとつに数えられています。連続入賞の背景には、日常の取材・編集活動を通じて積み上げた実務経験とつねに研鑽を忘れないという真摯な姿勢が、後輩部員に綿々と受け継がれてきた伝統があるからでしょう。

 部員数の減少で、2002年以降発行回数が少なくなっていましたが、昨年1年生7名が加わり総勢11名となり、発刊回数を回復させ、コンクールに再挑戦しようと、新聞部員諸君はがんばっています。 同部はそのためにも、もっと多くの人たちに新聞作りに加わって欲しいと熱望しています。


連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org