平成13年より「進学指導重点校」となった戸山高校は、進学指導の充実を都立高校のリーディングスクールとして進めています。日常の授業を中心とする学習活動、大学進学に向けての進学指導とともに、その先を見据えた人生のキャリア教育は、リーダー育成を
期待される母校にとって極めて大切と思われます。
実社会で活躍する母校を卒業した先輩の生の話を聴くことは、後輩戸山高校の生徒にとって志の教育の上で、生きた教材として有意義なことととらえられます。
今2学期9月、母校2年生と平成46年〜48年に母校を卒業した先輩8名が、「総合的な学習の時間」で座談会を行いました。
そのレポートが届きましたので、以下に掲載いたします。
報告「2年生・総合的な学習の時間―先輩との座談会
滝澤 寛(昭47)
9月26日金曜日の6時限目、8名の社会人の卒業生が、8グループに分かれた2年生が待つ教室にそれぞれ出向き、ご自身の高校、大学、キャリアのことについて語り、生徒達の質問を受けました。
母校は伝統的に文科理系を区別せず、どの生徒の可能な限り広く学ぶという原則は堅持しつつも、3年時での科目選択制が導入されていています。2年生が履修科目の申請をするこ
の時期に親の世代の先輩に、進路や勉強の仕方のアドバイスを受けるということで、一昨年に初めて実施されて、1年おいて今回が2回目です。
講師は以下の方々でした。山下馨さん(1971卒、山下馨建築アトリエ)、猪股 淳二さん(1972卒、バンダイナムコゲームス), 染谷 仁子さん(1972卒、角川書店編集室), 手嶋 亨さん
(1972卒、元花王スキンケア研究所所長)、長谷部さよりさん(1972卒、女優風祭ゆき), 大谷
満里さん(1973卒、日・英会議通訳), 篠原道雄さん(1973卒、本田技研工環境安全企画室)、
廣田則夫さん(1973卒、日立建機本社人事部長)。
報告者は一昨年に初めてこの企画が計画された際、保護者でもあり城北会員でもあったことから学年主任の先生から協力を依頼され、講師の人選をさせていただきましたが、今回も
コーディネータとして協力しました。今回は、講師の方々の教室での様子を見学させていただきましたが、さすがに母校の卒業生、講師は直ぐに生徒達の心を惹き付け、人選をした立場として大変に誇らしく思いました。
この企画は生徒にとっても講師にとっても大変に有意義だったと思います。今後も、恒例
として続いて実施されれば素晴らしいことだと思います。
以上、簡単ですが報告させていただきました。