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創刊30周年を迎えた岩波ジュニア新書
  ベストセラーの著者は、
  元母校教諭の田代三良先生(1918〜1999)
 7月16日付け日本経済新聞は、コラム「文化往来」で、中高生を主力読者とする岩波ジュニア新書が創刊30周年を迎えたことを報じています。そしてこれまでに最も多く売れたのは、勉強方法、部活動、友人関係など高校生活を送る上で役立つヒントをまとめた田代三良「高校生になったら」だと紹介しています。

岩波ジュニア新書10 高校生になったら
 著者の田代三良先生は、昭和34(1959)年から54(1979)年までの20年間、母校で国語の教鞭をとられました。着任された年の11月17日付け戸山高校新聞第57号の「先生列伝」欄にはやばやと登場しています。(城北会ホームページの先生列伝復刻第52回田代三良先生をクリックして読むことができます。)

 「高校生になったら」は、母校を退任された同じ年に創刊した岩波ジュニア新書のひとつとして同年11月第1刷が刊行されました。以後30年、息の長いロングセラーとして生き残っています。7月末、東京都内の書店にあったこの著書の奥付には「2009年4月第47刷発行」とありました。

 岩波書店のホームページでは、「この本は、高校生はもちろん、これから進学する中学生にとっても必読の書です。教師として30年間高校生とつきあってきた著者が、勉強、友人、クラブ、生徒会、読書や大学受験など、高校生が日常つきあたる多くの問題をとりあげて、高校生活の中でいちばん重要な目標を明らかにし、そのための学び方、過ごし方を語ります。」と紹介しています。

 著者は、はしがきの中で「この本を書くにあたって、自分たちの一年間の生活の反省をまとめていただいた、東京都立戸山高校の昭和53年度1年D組、E組のみなさんに感謝します。」と述べており、母校での長い教師経験が反映されていることがうかがわれます。
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