城北会千葉支部総会報告

恒例の城北会千葉支部総会
市川市八幡会館にて盛大に開催

                 副支部長 斉藤徳浩(昭32)

 平成16年度の千葉城北会(城北会千葉支部総会)は、秋晴れの11月6日(土)、市川市の八幡会館にて、いつもより多い53名の参加者を得て盛大に開催されました。

  森岡恭彦氏(昭24)講演
    「我が国における外科の曙」

 参加者が多かった理由の一つは、医学界の大御所・森岡恭彦氏に「我が国における外科の曙」と題して記念講演をお願いしたからです。東大名誉教授、自治医科大名誉教授、現在・日赤医療センター名誉院長、そして昭和天皇の手術をされたことでも知られる森岡氏は、スライドを使って外科医の元祖といわれる中世フランスのアンブローズ・パレから説き起こされ、海外の医学や文献がいかにして我が国に紹介されたか、その歴史と関わった人物の話をされました。手術や解剖の映像にはギョッとするものもあり、みな大変興味深く拝見しました。

 城北会本部からは舘副会長(昭31)、多賀副会長(昭34)にご来場いただき、事務局からは庄内事務局長(昭29)、久野さん(昭45)にご参加いただきました。杉並城北会からも中根幹事、守矢さんにご参加いただきました。
 懇親パーティでは、齋藤和子支部長(昭29)の開会挨拶、舘城北会副会長のご来賓祝辞、最長老・田村耕三氏(昭16)の乾杯の発声でスタートしました。

千葉支部会誌第1号発刊

 齋藤支部長の挨拶のなかで、「かねがね同窓生の講演を拝聴するにつけ、せっかくのよい話をこのままではもったいないと思っていました。記録に残せば、参加者はもう一度楽しめるし、参加できなかった人にも配布できると考え、幹事に諮ったところ賛同を得たので、今回、千葉支部の沿革と先輩方のお話、昨年の講演記録を合せて、会誌第1号にしました」と紹介のあったとおり、千葉支部会誌第1号が完成し、当日会場で配布いたしました。城北会本部にも一部保管していただくことにしました。

支部長改選
新支部長に尾崎英二氏(昭31)

 齋藤支部長は任期5年になり、支部会誌1号発刊を置き土産に退任の意向を示しておられましたので、支部長改選が行われました。
 新支部長には、齋藤支部長の推薦で副支部長の尾崎英二氏が指名され、全員の拍手でこれを承認しました。
 尾崎新支部長は、長年千葉支部の幹事を勤められ、事情に一番詳しいことと、温厚な人柄で推挙されました。
 また、副支部長の後任には、本橋輝明氏(昭34)が事務局兼務で選ばれました。

 話題はやはり森岡氏の講演で、質疑応答では「医学というとドイツと思っていましたが、外科はフランスですか」とか、「スライドで日本の外科医のさきがけとなった方々のお墓を紹介されましたが、お墓というものは立派すぎてもいけない、みすぼらしくてもいけないというお話、大変印象に残りました。難しいですね。考えさせられます」など、懇親会でも話は尽きませんでした。

 今回は同伴の方が3組、齋藤支部長の関係で市川のNPOや介護関係の方々など幅広い参加者で盛り上がりました。人数が増えたため、会場もいつもより広いところを用意しました。料理のなかで生牡蠣が大変好評だったことを付記しておきます。

 齋藤支部長には長年のご苦労にお礼申し上げます。岐阜のおいしい栗の和菓子をお土産にいただいたことにもお礼申し上げます。

 ご参加いただいた皆様にはほんとに楽しいひと時をもてたことに感謝申し上げます。来年もまた盛会でありますよう、多数ご参加いただけることを祈っております。


記念写真


森岡氏の講演


斉藤支部長挨拶


連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org