第4回建築城北会
   建築城北会から都市・建築城北会へ

第4回建築城北会
                               尾崎英二(昭31)
建築城北会から都市・建築城北会へ

日時:17年11月26日(土)午後2:30〜7:30
   吉村順三展 見学(東京芸術大学100周年記念事業)
   東京芸術大学美術学部建築科教授坪井善昭氏(S33卆)による講演
   懇親会:上野精養軒

2:30分に芸大の正門を入ってすぐの芸大美術会館前に集合し坪井氏のご好意による入場券を手渡され順次展示会場に入る。会場は土曜日でもあり大勢の入館者であふれていた。
吉村順三氏は芸大出身の建築家であり、皇居の新宮殿の設計で有名である。和風デザインを現代に生かした作風である。
展示物はそれらの設計の図面、模型、家具、照明器具に至るまでその資料の豊富さに圧倒され予定の1時間ではとても見切れない程の充実した内容であった。

4:00 4階の教室で坪井氏の講演が始まる。
参加人員は40名程であった。
昭和30年代、40年代の代表的な建築である大阪万博の大広場の空間や東京オリンピックの代々木体育館等はすべて丹下健三氏と坪井善勝氏(坪井先生の父上であり当時東大教授で著名な構造設計家であった。)の合作であったこと、実質的には構造担当の坪井教授がこれらの設計をまとめ上げたこと、当時のシェル構造の設計技術において坪井教授は世界でトップクラスの実力者であったこと、坪井氏は坪井教授の秘書、助手の役割をつとめていたため他の建築家からは聞くことの出来ない内容の話を伺うことが出来た。
講演は大巾に時間延長して続けられその内容に出席者は聞き入った、そのため懇親会のスタートは6時からとなってしまった。

懇親会ではまず椎名会長(S28卆)より挨拶があり、その中で会の名称を今後建築城北会から都市・建築城北会に変更したいとの提案がなされ承認された。
これは建築のみであれば建築関係者に限られるという印象があるため、土木や環境など都市に関わりのある全ての方に参加しやすい名称に変更したものである。
城北会を代表して多賀副会長(S34卆)からも挨拶があり城北会の活動の報告があった。
乾杯の音頭は芸大出身の前原誠氏(S28卆)にとっていただいた。
新潟より駆けつけて下さった方もあり、又女性の参加者は4名で、今後も増えていくものと思われる。
司会の堀口俊一郎氏(S32卆)の指名で何人かマイクを持ち、戸山のこと、建築のことを述べる等熱気にあふれる会となったことを報告します。

都市・建築城北会は毎年開かれますが、出席御希望の方は下記事務局まで御連絡下さるよう御願い致します。
案内状を発送致します。
(株)尾崎建築事務所 TEL 03-3379-5181 FAX 03-3379-6330
                  尾崎英二(S31卒)


連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org