村瀬 良吉(昭27)
10月3日文化の日(旧明治節)、抜ける様な秋空の下、今年も歴史的なチャンベースが母校のテニスコートで華々しく開催されました。
思えば終戦直後の娯楽のない時代から昼休みの校庭で熱中してきたチャンベースです。
昭和26年、27年卒の往年の若人二十数名が卒業別に分れ嬉々として熱戦を展開しました。試合は白熱し点の取り合い、エラーのオンパレードかと思えば、信じられない様な強打、更には真逆のファインプレーと盛り沢山の内容でした。打順も生まれ月で定めたり、これが狂っても関係なく、又ピッチャーも同様投げたり代わったり又投げたりと誠に自由なプレーの連続でした。
試合は十三対十三のイーブンで引き分けという実に無難な結果で終了しました。我々が熱戦を繰り返している脇のグランドでは、多数の現役アメフット部の後輩たちがいかにも若者らしく元気溌剌と練習を繰り広げて居りました。
ふっと六十年前バスケット部に籍を置いてた自分の昔の姿と重ね合わせて見て感無量なものがありました。
無事試合も終わり例年通りパイラスクラブに集合し盛大に乾杯し本日の試合の感想やら反省を賑やかに大声で語り合い次回の再会を約して散会した次第です。
来年の開催については、コートの使用につき種々問題があるやの発言もありましたが、奈須野、山本両氏にその解決に向けての努力をお願いして、希望を持って来年の再会を誓った次第です。
それにしても歳を忘れたカナリヤ?は実に無邪気なものだとつくづく思いました。