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 劇作家長塚圭史氏(平6)朝日新聞に語る
   英留学から戻り新作に挑戦

    1月下旬から東京・本多劇場など7ヶ所で公演
 文化庁の新進芸術家海外研修制度で2008年秋に渡英した劇作家長塚圭史氏(平6)
は、1年間ロンドンのナショナルシアターで多くの俳優や演出家と交流し、昨秋帰国しました。1月15日の朝日新聞夕刊で、留学の成果や、自らが主宰する「阿佐ヶ谷スパイダース」が上演する新作「アンチクロックワイズ(反時計回り)・ワンダーランド」についての思いを語っています。

 留学については、

(1) 年明けからその年のクリスマス公演のワークショップを始めるなど、プロセス
  への時間のかけ方が段違い

(2) もっとも刺激を受けたのは、創造性豊かな俳優たちの姿勢。正式に上演され
  ない作品でも、議論を重ね、アイデアを繰り出すこと自体を楽しんでいた

(3) チケットを買い、劇場まで来て席につく。その時点で観客の想像力は最大限
  になっている。幻想を受けいれる観客の力と作り手の思いがうまくつながれば、
  演劇は世界の見方を変える力になる

と思ったと語り、こうした思いを作品に反映させるべく、本公演に先立つ1月21〜24日のプレビュー公演では、観客の反応を見て作品を手直しする手法をとるとしています。

 東京での本公演は、25日から始まっており、2月14日が最終です。公演は、東京のあと広島、福岡、大阪、北海道、新潟、愛知の順で行われる予定です。
詳しい日程やチケット情報は、阿佐ヶ谷スパイダースの公式サイトで。
   http://asagayaspiders.net/

 なお、帰国後、俳優の常盤貴子と結婚し、ともに忙しい日々が続いていることも紹介しています。
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連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org