第87回全国高校野球選手権東・西東京大会の組み合わせ抽選会が6月18日、渋谷区の青山学院高等部講堂で開かれ、戸山高校は開会式直後の開幕試合を新宿高校と戦うことになりました。両校が都予選で顔を合わせるのも開幕試合を戦うのも初めてです。
東・西両大会が交互に戦う開幕試合、今年は東大会の番。6月9日、恒例の戸山・新宿戦で合いまみえたばかりの両校主将がこの組合わせを引き当てました。
19日の朝日新聞朝刊は、“伝統行事の再現 都戸山vs都新宿”の見出しで、次のように報じています:
このくじを都戸山と都新宿の「ご近所同士」が引き当てた。6月上旬に両校の運動部などが対戦し合う伝統の学校行事で対戦したばかり。このときは都新宿が勝利した。
先にくじを引いた都戸山の平井隆之主将は「ぶっちゃけ開幕試合を狙っていた。神宮でできるのはうれしい」。一方、後からくじを引いた都新宿の森田慎(まこと)主将は、開幕戦、しかも相手が都戸山で2度びっくり。「神宮でやりたいと思っていた。相手は戸山だが全力で勝ちに行く」
同紙によると、和田征士都高野連会長(元戸山高校校長)は、抽選を前にした生徒たちに、「フェアプレー精神のもと、最後の総仕上げの大会をみんなで力を合わせ頑張って欲しい」と呼びかけました。
開会式は、7月9日午後2時から神宮球場で東西合わせて265校が参加して行われ、式後の開幕試合は、午後3時30分プレーボールです。
この試合の勝者は、2回戦で東京実業高校(13日10時府中市民球場)と、3回戦は第一シードの国士舘高校(16日9時神宮球場)と対戦します。
ちなみに、今年の新宿戦では、戸山は3−8で敗れ2連勝はなりませんでした。