OG会が頼もしいサポート
  活動の幅を広げる戸山女子サッカー部

 創部10周年を迎えた母校女子サッカー部は、OG会の頼もしいバックアップを受けて練習・試合だけでなくさまざまな活動を続けています。その中から、

 @ 新ユニフォーム作成プロジェクト
 A TOKYO Kids サッカー・フェスティバルへの参加

の二つを、同部サポートの強力な推進役であるOG会の並木真澄さん(平8)に紹介してもらいましょう。

T.新ユニフォーム作成プロジェクト

 女子サッカー部は、1994年に女子サッカー同好会として発足しました。現在では、戸山の運動部の中でも注目される存在となっています。一方で、OG会は会員数60人程度と小規模で、ほとんどがまだ学生です。

 OG会は昨年夏、強力な味方を得ました。城北会理事会と、城北会員の「サポーター」の方々です。理事会で私たちの組織力の小ささを相談したところ、城北会全体での応援を快諾してくださいました。そこから生まれたのが、サポーターズ寄金の活動です。04年度の懇親総会の会場で、40人の先輩方と、昭和27年卒の同期会の方々がサポーターを引き受けてくださり、10万円を越えるご支援をいただきました。

 私たちは、このご支援を形として残したいと考えました。そこで、OGや顧問・コーチからの寄付を加え、冬用の長袖ユニフォームを作成しました。上着の裾には「城北会・OG会 寄贈」と刺繍が入っています(写真下、白文字)。このユニフォームは部が所有し、選手たちが代々使っていきます。

 選手たちが始めて新ユニフォームに袖を通したのは、去る1月の新人戦の初戦です。寒い季節の試合でも快適にプレーできるようになり、「温かく着心地がよい。かっこいい。」と喜んでいます。

 

U.女子サッカー部の「TOKYO Kids サッカー・フェスティバル」

 女子サッカー部は、サッカーの経験をいかし、社会的な活動にも参加しています。今回は、8月7日開催の「TOKYO Kids サッカー・フェスティバル」をお手伝いした様子を報告いたします。

 このイベントは、サッカーを通して豊かな人格を形成することを目的としています。6〜9歳の子どもたちが、所属チームの枠を越え、初対面のメンバーと一緒にサッカーを楽しみました。もちろん、女の子もプレーしました。

 都立高校からは、戸山、国際、晴海総合の女子サッカー部員たちがお手伝いのために参加しました。部員たちは、子どもたちと一緒に練習や試合をしたり、待ち時間の話し相手になったりと大活躍しました。開催報告書では、「彼女達が試合前にコート上でチームの円陣を組んで、子どもたちと一緒に大声をあげて気合を入れている様を見て、スポーツの持つ素晴らしさに私達もあらためて心から感動を覚えました」と述べられています。同時に、大人のスタッフやコーチを補佐し、炎天下での水分補給や、時間通りのスケジュール進行といった面でも尽力しました。

 このような女子サッカー部ならではのサポートは、参加した子どもたちや保護者からも好評でした。アンケートには「お姉さんが怖かったけど優しかった」「面倒見がよく、本当に感心しました」といった感想が寄せられました。

 部員たちにとっては、普段の部活動とは違った経験を積む機会となりました。今後も、勉強やサッカーに力を注ぎながら、学外での活動にも参加していきたいと思います。

イベント概要
名称 TOKYO Kidsサッカー・フェスティバル
日程 2005年8月7日(日曜日)
会場 駒沢オリンピック公園総合運動場(陸上競技場) 
参加者:287名/保護者:228名/総計:515名
http://www.tokyo-kids-soccer.jp/index.html

 
TOKYO Kids サッカー・フェスティバル会場風景 (写真は主催者提供)

* この記事は、「TOKYO Kidsサッカー・フェスティバル」開催報告書をもとに、女子サッカー部OG会が城北会ホームページ向けに執筆しました。


連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org