谷義一日本弁理士会会長(昭35)が母校1年生に講演

 昨年度までの土曜企画講座を発展させ、母校授業の一環にした講演会が毎月のように開催されている。平成18年12月には「知的財産と弁理士」と題して1年生全員を対象に行われた。講師は日本弁理士会谷義一会長(昭35)。

 数年のサラリーマン経験後弁理士の仲間入り、米国留学を機に世界に友を増やし今や世界の業界リーダーとなった経験談に始まり、自分の職業選択について「他人と違う自分の道を自分で作れ」という考えを話いただいた。

 最初は生徒にとって知的財産とはなんのことかさっぱりわからないためか会場はざわついていたが、まもなくシーンとし名講義にひかれていった。

 ちょうどこの秋、戸山の話題二つ、母校1年生宮地さんが小学校6年のとき「サイエンス・ビジョンコンテスト」(読売新聞社主催)で最高グランプリに輝いた発案「発電ロード」と同じアイデアがJR東京駅改札口で「改札発電」として最近実験されていたこと、ディズニーをテーマにした1年生の戸山祭展示ではディズニーにきちんと事前挨拶にいったことも題材になった。

 知的財産とはなにか、弁理士という職業はどんなものか、今や特許重視時代であること、外国や日本の有名な特許、意匠、商標の実例紹介、有名な特許訴訟の紹介、自分のアイデアが今までになかったかどうかは誰でもが特許庁電子図書館で調べられることなど、盛沢山の講義だった。

付:「発電ロード」のニュースは、平成18年11月本ホームページに掲載済。


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