カラスのマイホームお引越し
    アプローチガーデンの樹上から

 1月9日、アプローチガーデンの樹木の剪定作業が行われた際、正門右手の高さ15mのヒマラヤスギの樹上(写真1)から、カラスの巣が撤去されました。

 直径1メートル弱、厚さ40cmほどの巣を、分別ごみとして廃棄するため、職員の端山さんがこれを分解したところ、マイホームの主な建築材料はクリーニング店の針金製ハンガーだったそうです:(写真2,3,4)

     針金製ハンガー・・・・・・・・・・・・・90本
     同上(曲がったもの)・・・・・・・・・・ 10本
     ハンガーの半端もの・・・・・・・・・・・ひと山
     木の枝・わたゴミなど(クッション状)・・・ 1個

 除去された巣を、格技棟脇の廃棄物収納庫に一輪車で運んだ端山さんは、しっかりとカラスに目撃され、その後しばらく、マイホームを失ったカラスに低空飛行で威嚇されたとのことです。

 母校正門前の大久保地区と裏手の箱根山地区に分かれている戸山公園は、カラス群のすみかになっており、周辺の住民の迷惑と脅威の対象になっていますが、カラスにとってもマイホーム作りは大切な仕事。材料集めに余念がありません。母校ビオトープにあるイチョウの幹を保護するために巻かれている布をはがそうと苦心するカラスの姿(写真5)をカメラが捉えています。この長尺の保護布はカラスの手?には負えないようで今のところ安全です。しかし校内には、巣作りには絶好な高い樹木が多数(10m以上が約90本、うち15m以上が10本)あります。今後も、“高級住宅地”を求めて移転を試みるカラス族に警戒が必要です。



連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org