平成20年3月1日、母校講堂では都立戸山高等学校定時制課程の第60回卒業証書授与式が挙行された。6名の卒業生一人一人に校長から卒業証書が授与された。精勤賞に輝いた卒業生も。平成17年度からは新1年生の募集はなく、この日が戸山高校定時制課程最後の卒業式であった。
当日の正門
受付
卒業証書授与式開式
卒業証書授与
戸山高定時制歴史の第1頁は大正13年4月8日、前年の関東大震災に引き継ぐ社会情勢をみて勤労学生を受け入れるべく深井鑑一郎先生が私立四中夜間中等学校を創立した日である。
卒業生全員が礼
学校長式辞
式場全景
戦後昭和25年4月都立戸山高等学校定時制課程になって60回もの卒業生を送り出したのだ。最後の卒業証書番号は「2263」。創立からの卒業生総数は3090名。平成20年度からは都立一橋高校定時制課程に統合される。
全員で校歌斉唱
記念碑除幕式
卒業式に引続き、閉課程記念式典が行われた。卒業生、保護者会、戸山高全日制の現旧教職員の方々、元校長、都教育庁、都会議員、金蘭会(定時制課程同窓会)、城北会、などのみなさんが多数列席した。また、全日制吹奏楽同好会、合唱部が楽しい記念演奏を行い、式場を沸かせた。
記念碑
構内掲示された閉課程のお知らせ
式後、戸山高校定時制課程の閉課程記念碑除幕式があり、卒業生と先生方とで手作り制作した記念碑が披露された。碑には「この星この月われ等が師」が刻字されている。場所は深井先生胸像のすぐ横・・・。深井先生はこの日、この記念碑をどう思い、どう眺めて下さったでしょうか。
当日配布された資料類
式後、閉課程記念懇談会があり、ソフトドリンクにケーキで歓談、会場の大会議室傍の廊下には、都立になってからの文集などが多く展示され、今日が最後と懐古する金蘭会の姿が印象的であった。
記 磯野(昭31)
記念誌からの抜粋 |
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