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第44回関東高等学校演劇研究大会
  母校演劇部、市川市文化会館で創作脚本を熱演

 先に母校だよりでお知らせした関東高等学校演劇協議会ほか主催の第44回関東高等学校演劇研究大会は、1月17、18日両日、市川市文化会館で行われ、11月の予選を勝ち抜いた南関東の6都県(千葉、茨城、東京、山梨、神奈川、静岡)の13校が出演しました。
 12校が参加した東京都予選を拓殖大学第一高校とともに通過した戸山高校は18日の最後に登場、演劇部阿部健一さんの創作脚本「アベケン1」を上演しました。サイン、コサイン、タンジェント、ラジアン、デルタ先生と名づけた人物を登場させ、阿部さん自らがセンター試験を控え、文化祭の締切が迫っているのに劇の台本が完成せず苦悶する作者を演じました。
 舞台でデルタ先生を演じた3年の森周さんは1月17〜18日の大学入試センター試験を受ける予定だったので、主催者に事情を話し戸山の出番を18日の最終にしてもらったそうです。森さんは18日午後、東京学芸大学(小金井市)でセンター試験最後の科目を受験し、市川市文化会館に駆けつけ、午後4時20分の開演に間に合ったということです。竹村副校長先生、顧問の先生方や多数の母校生徒たちが客席から熱い視線を送り、拍手喝采を浴びせました。
 審査の結果、野田秀樹作「赤鬼」を演じた県立松戸馬橋高校が最優秀校に、音楽劇「アニータ・ローベルのじゃがいもかあさん」の県立大船高校が優秀校にそれぞれ選ばれました。両校は第55回全国高等学校演劇研究大会への出演推薦を受けました。音楽劇「山姥」で優秀校に選ばれた拓大一高は、第3回春季全国高等学校演劇研究大会に推薦され、参加演目を上演することになりました。戸山高校は優良校に選ばれました。
                                         (原田佳明・昭30)
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