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106年前の母校卒業証書−卒業生の遺族が提供

 このほど、母校卒業生小林文世さんのご子息から、父親の卒業証書を寄贈したいとの申し出が城北会事務局長あてにあり、手紙とともにその卒業証書(写真)が郵送されてきました。
城北会 母校便り 週刊朝日誌コラム

 明治36年(1903)3月、東京府立第四中学校を卒業した小林文世さんに授与されたものです。小林さんは、会津藩出身の父の長男として明治17年(1884)生まれ。学業を終えたあと教員生活を送り、昭和40年(1965)に逝去されたとのことです。

 小林さん入学時の校名は東京府城北尋常中学校でしたが、在学中に東京府城北中学校、東京府第四中学校と変わり、さらに明治34年(1901)7月、東京府を東京府立とする東京府立第四中学校に改称されました。この校名は、昭和18年(1943)7月東京都立になるまで42年間改称されることはありませんでした。

 この卒業証書の署名者である深井鑑一郎先生は、昭和13年(1938)校長在職40年・74歳で退職されましたが、小林さん卒業時の明治36年は、まだ40歳に届かない壮年校長でした。

 城北会には、四中在学時代の生徒日記や自筆ノートが卒業生やその家族から寄贈されることがありますが、卒業証書が贈られることはきわめて稀で、生徒日記等と同様、鄭重に保存することにしています。

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連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org