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  母校SSH生徒66名(1年生)が東大物性研を訪問
 平成24年8月6日、母校霜山先生率いるSSH(スーパーサイエンススクール)の1年生66名が東京大学物性研究所 (柏キャンパス)を訪ねた。霜山先生からそのレポートをいただいたので、その一部をここに紹介する。

 なお、詳細レポートは戸山高校ホームページのSSHに近々掲載されるそうです。
城北会 母校便り 写真
 今回の訪問は、戸山高卒の家泰弘所長(日本物理学会会長:昭45)のご尽力、また、大谷義近教授(昭54)、高橋竜太助教(平08)のご協力により実施できた。

 訪問を迎えてくれたのは物性研究所家泰弘所長をはじめとする以下の5名の先生方でした。
家 泰弘所長
大谷義近教授
高橋竜太助教
嶽山正二郎教授
金道浩一教授

訪問の目的:

 SSHとして訪問、指導を受ける目的は、生徒が先端科学の研究の現場を体験し、研究者と交流することで科学に対する興味関心を増やすこと、また、「創る」「観る」「知る」などの基礎的勉強の重要性を認識することで生徒の科学学習への更なる意欲喚起と、最新の学術・技術の理解を図ることである。

講義:

 物性の初歩をわかりやすく楽しく・・・と言ってもまだ化学も物理も学び始めていない一年生にとっては難解の講義のようだった。それでも「物性科学の最前線」ビデオを食い入るように見ていた。

研究室見学:

 グループ別に分かれて、それぞれの先生の研究室を見せてもらった。人工宝石をつくる研究、メディアへの新しい記憶方法のナノスケール物性研究など。

その他:

  極低温の超伝導とヘリウムの超流動のビデオを見ながら3人の卒業生を囲んでラウンジで昼食をとり、そのあと家所長から、分光についての講義を受け、さらに簡易分光器の工作をした。

  今回の講義や見学はレベルが高く理解しにくいことも多くあったが、日本の最先端の研究に触れることができたり、超一流の研究者との交流が実現できたりで、生徒にとってはとてもぜいたくな一日の体験となった。

以上

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