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 第67回戸山祭点描
 9月8日から3日間開催された。初日朝方は荒天のせいか出足が鈍かったが、昼過ぎには天候回復で大賑わいとなった。新宿北郵便局に戸山祭ポスター掲示をしてもらうなど、戸山祭運営委員の広報活動の成果で、開催期間中の来校者は5173名と過去5年間で最高でした。また中学生(その保護者も含む)2252名も最高でした。(大野校長談)
母校便り 戸山祭 郵便局のポスター 母校便り 戸山祭 正門
 今年の戸山祭、特に展示を見て回ってみて、目に付いたいくつかを紹介する。

1、戸山高校新聞戸山祭特集号発行

  まず受付で渡された戸山高校新聞(324号)戸山祭特集号。A3両面の2ページ、見た目にうつくしく印刷されていて、さすが戸山という新聞であった。
  それだけではない。今年の新聞は来訪者の身になって取材編集に大いに工夫した跡が多く見られ、例年とは中身が一味も二味も違っていた。  
  例えば、

・ 一面トップでは、今年の展示、演劇、映画の傾向を簡明に紹介
・ 名称が学園祭から戸山祭になった時期とその理由など、戸山祭歴史をわかりやすく解説
・ 他校(筑波大附高、都竹早高)の文化祭と比較しながら、戸山祭らしさを強調
・ OB(昭60)で現戸山会会長から、今と当時の戸山祭の違いをうまく取材し記述

などなどで、受付で渡されたプログラムとは違った内容になっており、このプログラムと戸山高校新聞の双方を見ることで、戸山祭を何倍も楽しめるようになっていた。
 この新聞を見た新聞好きの中学生は、戸山高校に入ったらきっと新聞部に来そうな気がしてきた。
母校便り 戸山祭 校舎入口 母校便り 戸山祭 学生公論の展示

2、学生公論編集委員会の展示

  学生公論編集委員会の出展にちょっと異様な感じを受けた。展示の部屋は閑散としているが来訪者数人が何か雑誌を熱心に読みふけっていた。静寂でおしゃべりまったくなし。その雑誌はなにかとそばに行くと学生公論のバックナンバーだった。多分生徒会で活躍したOBたちであろう。
  机上に創刊号から最新号までのうち約30冊を並べ、是非ゆっくり読んでいってくださいというのである。椅子まで多数置いてあり来訪者歓迎の最高の接待であった。。
  生徒会発行の学生公論は戸山高校新聞とともに生徒が編纂するもので、創刊号は昭和26年という歴史があり、平成24年3月発行は第60号である。この学生公論には戸山高校のそのときそのときの歴史が凝縮されている。
  学生公論編集委員会がこのような展示をして生徒だけでなく父母、先生、卒業生に読んでもらって生徒会の積み重ねられた伝統・歴史に触れてもらおうと企画をしたことは斬新ですばらしいものと思った。
母校便り 戸山祭 甲羅干しする亀 母校便り 戸山祭 戸山公園におけるセミの脱け殻

3、生物部の展示

  生物室に入ってみた。昨年私を歓迎してくれた亀2匹に会いたかったからだ。あれーっ、3匹になっていた。大きめの亀が1匹増えていた。生徒に聞いたら「ラジアン池にいたのを可愛いそうなので捕獲し飼いはじめた」そうだ。そういえば、5月半ばラジアン池で甲羅干ししていた亀を城北会では撮影していた。
 壁面には、戸山公園にいるセミの抜け殻研究が発表されていた。戸山公園には沢山の種類のセミがおり、その抜け殻の特徴を説明してあった。戸山高校ビオトープにいるセミでは物足りなかったらしい。来年はビオトープの動植物をも研究してほしくなった。
母校便り 戸山祭 ビオトープにもセミの抜け殻が 母校便り 戸山祭 漫画研究部の展示

4、漫画研究部

 漫画研究部の展示は若さと熱気にあふれていた。小中学生は部員が描きこんでいく漫画に釘付けになっていた。部員たちの漫画にかける姿にも魅せられたようだった。展示するだけでなくこの「動き」がこの部屋の活気につながったと展示工夫の一端を感じた。

記  磯野(昭31)  
以上

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