9月8日から3日間開催された。初日朝方は荒天のせいか出足が鈍かったが、昼過ぎには天候回復で大賑わいとなった。新宿北郵便局に戸山祭ポスター掲示をしてもらうなど、戸山祭運営委員の広報活動の成果で、開催期間中の来校者は5173名と過去5年間で最高でした。また中学生(その保護者も含む)2252名も最高でした。(大野校長談)
今年の戸山祭、特に展示を見て回ってみて、目に付いたいくつかを紹介する。
1、戸山高校新聞戸山祭特集号発行
まず受付で渡された戸山高校新聞(324号)戸山祭特集号。A3両面の2ページ、見た目にうつくしく印刷されていて、さすが戸山という新聞であった。
それだけではない。今年の新聞は来訪者の身になって取材編集に大いに工夫した跡が多く見られ、例年とは中身が一味も二味も違っていた。
例えば、
・ 一面トップでは、今年の展示、演劇、映画の傾向を簡明に紹介
・ 名称が学園祭から戸山祭になった時期とその理由など、戸山祭歴史をわかりやすく解説
・ 他校(筑波大附高、都竹早高)の文化祭と比較しながら、戸山祭らしさを強調
・ OB(昭60)で現戸山会会長から、今と当時の戸山祭の違いをうまく取材し記述
などなどで、受付で渡されたプログラムとは違った内容になっており、このプログラムと戸山高校新聞の双方を見ることで、戸山祭を何倍も楽しめるようになっていた。
この新聞を見た新聞好きの中学生は、戸山高校に入ったらきっと新聞部に来そうな気がしてきた。
4、漫画研究部
漫画研究部の展示は若さと熱気にあふれていた。小中学生は部員が描きこんでいく漫画に釘付けになっていた。部員たちの漫画にかける姿にも魅せられたようだった。展示するだけでなくこの「動き」がこの部屋の活気につながったと展示工夫の一端を感じた。
記 磯野(昭31)
以上