戸山アメフト(東京都大会1位)は6月16日、東京・駒沢第2球技場で行われた春季関東大会3位決定戦で、駒場学園(都大会3位)を14−7(0−0、6−0、0−0、8−7)で破り、5年ぶりの関東3位に輝いた。
駒場学園の攻撃を食い止める戸山ディフェンス陣
戸山は第1Q後半、駒場に自陣2ヤードまで攻め込まれた。しかし、駒場が戸山ディフェンスの強いタックルを浴びてファンブル。リカバーした戸山はRBの前野(3年)、加藤の(2年)ランなどでじわじわと前進、第2Qに入って前野が先制TDを奪った。しかし、トライフォアポイントに失敗し、6−0。
後半も、戸山は駒場の反則にも助けられ、相手に得点を許さなかったが、第4Q4分59秒、同点TDを許し、トライフォアポイントも決められ6−7と逆転された。
しかし、ここから戸山は粘りを発揮し、前野のパワフルなランなどでゴール前に攻め込み、9分09秒、再逆転のTD。トライフォアポイントでも、QB篠田−TE石上のパスが成功し、14−7とした。この後を守りきって、都大会準決勝(18−7)と同様に駒場を降した。
チームはもちろんだが、小雨の中、スタンドに詰めかけていた多数の学校関係者、OB・OG、保護者、同級生らも歓喜の声を挙げて喜んだ。
なお、決勝戦は、早大学院(都大会2位)が、立教新座(埼玉・茨城・千葉大会1位)を24−21で降して優勝した。準決勝で戸山を9−0で破った立教新座は準優勝となった。
戸山アメリカンフットボール部OB会会長 須賀 潔(昭44)