深井奨学財団の愛称が「戸山高校奨学基金」に決まる

 財団法人・深井奨学財団は高校生に奨学金を給付していますが、この財団の愛称が『戸山高校奨学基金』に決まったことは、城北会誌でも報じられた通りです。

 深井奨学財団は昭和10年設立され、母校の前身東京府立四中の校長を40年間にわたり務められた深井鑑一郎先生も同13年退官されるときに、退職金の一部を拠出されました。その後第二次大戦をはさむ期間にインフレなどの影響を大きく受け、活動ができず休眠状態に陥りました。それを昭和60年の創立100周年記念事業として復活すべく、城北会が大々的な募金活動を行い財団事業を再開させ、こんにちに至っています。

 この間、深井先生の薫陶を受けた卒業生の高齢化が進む一方、戸山高校卒業生が同窓会員の4分の3以上を占めるに至っており、今後は戸山高校卒業の会員諸兄姉の支援を仰いで財団運営を進めていかねばならない時代にきており、財団の正式名称はそのままにして新たに愛称を設けて、財団活動に対する理解と協力を求めることになったものです。

 近年、低金利の影響を受け財団基本資産の減少が止まらず、現在の奨学金給付水準を維持するためには、年間600万円以上の寄付を必要としており、財団は城北会会員諸兄姉の支援を引き続き要望しています(郵便振替口座番号:00110−6−55476)。
財団では払込料金加入者負担の振込用紙を希望者には郵送しています。


連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org