「難病の子らに楽園を」運動の横山清七君（「そらぷちキッズキャンプを創る会」会長）が２００６年６月５日、大腸がんのため死去されました。享年６７歳。
　慶応大学医学部卒、小児科外科医として元小児がん学会会長。東海大医学部を定年退官後、北海道・滝川市に難病の子らが乗馬などを楽しめる医療サポートつきキャンプ場「そらぷちキッズキャンプを創る会」の会長として活躍中でした。（城北会ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞにも２００４年４月紹介）
　しかし、こころざし半ばでの死去となりました。

　アメリカでポール・ニューマンが同様のキャンプ場を運営しており、横山君は難病の子数人と共に招かれ参加したのがきっかけで、自らもがんに冒されながら、小児がんなど難病の子供たちに少しでも楽しみを味わわせたいという思いから、この運動の発起人となりました。
　「そらぷち」とはアイヌ語で「滝下る川」の意味で、滝川市の全面協力により、数ヘクタールの土地を無償で借りることができました。元官僚や医師の協力も得て、これからというときに大事な人を失いました。関係者のショックは隠せません。

　幸い、よき理解者が多数おられますので遺志は引き継がれます。計画の成功を祈りつつわが同窓の死を悼むことにいたします。
　なお、横山君ならびに同窓生として、「そらぷちキッズキャンプを創る会」へのご支援をいただきたく今後ともよろしくお願いいたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記　斉藤徳浩（昭３２）

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