城北会の皆さまへ
TOC(戸山・オープン・カレッジ)
超高齢化社会にある我が国では、平均寿命のみならず「健康寿命」を延ばすべく、老若男女、国民一人ひとり、健康であるように努力することが求められていると思います。
健康であるためには、食事とともに、ストレスの多い現代社会において、質の高い睡眠が極めて重要です。
この度、睡眠について造詣の深い、大川匡子氏(昭35)が、ご多忙のところ、公開講座の講師になっていただけることになり、下記の講座を開講できることになりました。
多数の方々のご受講をいただきたくご案内いたします。
公開講座のご案内
演題 快適な生活のための睡眠
―あなたの健康をチェックしよう―
日時 平成25年10月12日(土)14:00〜16:00
会場 戸山高校 物理講義室(校舎4階)
講師 大 川 匡 子氏(昭35)
(精神・神経科学振興財団理事
元 滋賀医科大学 精神医学講座教授)
講座要旨
現代社会は近代文明の発展とともに大きな変貌を遂げましたが、さまざまな問題点も抱えています。第一に、エジソンが照明を発明して以来、私たちは本来眠っているはずの深夜でも昼間と同じように仕事も買い物もできるという快適な生活を手に入れました。しかし、“24時間社会”を享受できるようになった半面、夜遅くまで起きているようになり、睡眠不足に悩む人や交代勤務・時差勤務を余儀なくされて夜間に睡眠がとれない人々を多数、生み出しました。第二に生活様式の欧米化、運動不足、ストレスの増大などによって生活習慣病患者の増加があげられます。第三に、夜更かしをして朝なかなか起きられない、朝食をとらないため体が目覚めない、などの理由から学校生活や社会生活に適応できない学生や一般成人の増加があげられます。その他にも高齢化社会の到来や医療費の増大などさまざまな問題点があります。
これらの問題点を克服して、質の高い生活をいきいきと営んでいくためには、生活の基本である食・睡眠・運動を見直していくことが大切です。この中でも“睡眠”に着目して、快適な生活のためにどのように睡眠をとればよいか、ご紹介したいと思います。
講師略歴
昭和35年3月 戸山高等学校卒業
昭和42年3月 群馬大学医学部 卒業
昭和45年9月 群馬大学医学部附属病院 神経精神科助手
昭和48年1月 アメリカ合衆国ベイラー医科大 睡眠研究所 ポストドクトラルフェロー
昭和51年10月 東京都立府中療育センター医長
昭和58年6月 秋田大学医学部 精神科助手
昭和59年4月 秋田大学保健管理センター講師
平成 3年1月 国立精神・神経センター 精神保健研究所 精神生理部部長
平成12年4月 滋賀医科大学 精神医学講座教授
平成18年12月 滋賀医科大学 睡眠学講座特任教授
平成25年6月 精神・神経科学振興財団理事
申込〆切:10月7日
受講料:無料
申込先:城北会事務局 FAX(3202−3740)
または、メール(johoku@toyamaob.org)
卒業年を明記して申込みください
問合先:城北会事務局 船曳茂彦(3202−3349)