一分一秒会(昭33)E組クラス会報告


クラス会便り
1958年卒業E組「一分一秒会」平成14年11月9日 新宿三井クラブ

 担任だった藤塚武雄先生の肝に銘じる言葉「少年老い易く学成り難し。一分一秒を惜しんで学べ。」の教えをいつまでも忘れないよう、この会の名前をつけている。
 先生によると、もうひとつ29年卒の担任クラスが、「君達はおぼつかなくて心配だ。」との先生の口癖に応えて、「おぼつく会」を形成しているとのこと。
 先生は、来年米寿を御迎えになるが、毎日西武線の一駅間往復の散歩を欠かさずなさるなど、3年担任時の気合の入ったするどいまなざしこそ温和になられたものの、まことに矍鑠として御元気である。還暦をすぎて第二の人生のスタートを切りつつある年代にとって、まだまだふたまわりはがんばれると、いまだに励ましていただいている次第である。  昨年4月には、取り壊しの迫る懐かしい校舎の見学もかねて、高田の馬場で気勢をあげた。
 今年は54名の卒業のうち20名が参集。いつものごとく、最新科学による胆石のとりかた、帰宅にひとり待っててくれた愛犬に死なれた悲しみ、親の介護の大変さ、いずれは自分もとの覚悟、ヒマラヤに登り損ねたはなし、貿易センターに突っ込んだB767の操縦のむつかしさ、孫にねだられたフェラーリ、等々薀蓄を傾けた、あるいは切実な、あるいはほのぼのとした近況報告に、まことに有意義な一分一秒を、恩師と共に楽しくすごした。やはり青春は反芻できる人生の宝である。
 最後に「百歳にして御迎えの来るときは、時期を見てこちらからボツボツ行くと言え」との健康魂を新宿の夜景にむけて全員で唱和し、先生の健康を祝い、来年の再会を誓ったのである。(文責:西岡)




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