昭和19年卒 一九会総会報告

一九会丁組世話人          
 紙谷 武   
 岡崎 進   
    野田 英二郎

 昭和十九年卒業生のわれわれ「一九会」は一年から三年までのクラス別にそれぞれときどき顔を合わせており、その上、全クラスの総会を毎年各クラスまわりもちの世話で開催してきたという経緯がある。
 今年平成十四年は当時の丁組が世話役となり、十一月二日午後に文京区は後楽園のとなりの後楽国際ビル地下一階の中国料理「豫園」にて開催した。
 十九年卒業生総数三二七名のうち、物故者及び消息不明者の旧友諸君を除く一八四名に案内状を送り、結局当日は、近県からのみならず、遠く四国松山からかけつけたクラスメートも含め、計五四名が元気な顔を揃えることができ、まずまずの出席率。
 午後一時すぎ、紙谷武君司会のもとに開会。冒頭、物故された級友の霊に黙祷。これにつづき、消息不明者の調査などに非常な努力をつづけている菊岡昭謙君より、名簿の最近版作成の苦心談の報告をきいて同君に感謝。
 その後、丁組を代表して甘粕宏君より、本日懇親の集まりで再会できたことを喜び、今後ともクラスの親睦をつづけていきたいと開会の挨拶あり。これにつづけて各クラス別に写真撮影を三原義男君の名カメラマンのおかげで無事終了。そして久しぶりに山梨から参加の村木(旧姓高澤)弘行君の乾杯の辞で、出席者全員のお互いの健康を祝し乾杯。
 その後、中国料理ブッフェでそれぞれ近況など語りあった。最大の共通関心事は当然ながら心身の健康。数人の医師諸兄より多くの貴重なアドバイスを有り難く拝聴した。われわれ十九年組は、遅生まれが大正十五年、早生まれが昭和二年で、昭和初年の金融恐慌の情勢まことに不透明な時期に生をうけた。「満州事変」「支那事変」、そして四中三年生の十二月八日の真珠湾攻撃で太平洋戦争に。空襲、敗戦、占領、独立回復から経済復興、経済大国へ。そしてバブル崩壊。今や国際情勢も極度に不透明で、何やら昭和初年に似てきた。在学時代の諸先生の頭の下がる御熱心な学習指導を感謝の念をもって思い出す。
 いろいろと話題は盡きなかったが、時間も過ぎたので、次に一九会の世話役をひきうける戊組を代表して吉村光正君より挨拶あり。来年の再会を約し、お互いの健康を願いながら散会した。

(一九会丁組世話人。紙谷武、岡崎進、野田英二郎)

2002年度
城北一九会総会記念写真

2002年11月2日

文京区後楽、「豫園」にて


 甲組 後列: 三原、高山、喜多、島田
     前列: 阿部、浅田、金丸、清水、小林

 乙組 後列: 桐村,山田、今村、児玉、須藤
     前列: 奥野、伊藤、菊岡、伊部、佐橋

 丙組 後列: 上床、難波、矢島
     前列: 篠田、中山、宮崎、志田、江崎

丁組 後列:佐藤(信)、中村、紙谷、鈴木、野田、
    大根田、佐藤(端)、岡崎、西田、村上、村田
   前列: 栗野、村木、西宮、甘粕、田中、永田

 戊組
 後列: 荒井、山中、根本、中尾、中島
     前列: 吉村、島崎、湯浅、大谷、中濱



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