戸山2C会(昭33)のご報告

 平成15年8月9日(土)夕刻、東京メルパルクにおいて恒例の2年C組のクラス会が開催されました。
 折から台風10号が日本列島を縦断中の悪天候にもかかわらず、卒寿を迎えられた梅田先生、オーストラリア在住で、たまたま来日中の川辺君ご夫妻、韓国から休暇で一時帰国中の甘利君に7名の女性軍を加え、総勢21名のメンバーがほぼ定刻に集まりました。
 日頃、健康のために発声法で鍛錬されている梅田先生の音頭で、ユニークな乾杯三唱(中音、高音、低音で乾杯を三唱する)が披露され、和やかな開会となりました。
 今回は、参加メンバー同士で自由に語り合ってもらうことを優先し、立食形式といたしましたが、梅田先生と川辺君ご夫妻にはスピーチをいただきました。
 梅田先生のお話の中では、ごんべんのつく字三つのお話が印象に残りました。人がしゃべると言うことについて、三つの字があるとのお話でした。一番目は、言べんに「舌」という字で「話」これは、舌を使って飲食しながらにぎやかにおしゃべりするという意味(これは梅田先生の解釈で専門的な解釈ではないと後で言っておられました)。二番目は、言べんに「侖」で、「論」という字。これは、理路整然と議論するという意味。三番目が、言べんに「吾」で「語」という字。これは、友と本心を語り合うという意味。このクラス会の場では、「話」に始まり「語」に至るのがふさわしいでしょう、との意味に受け止めました。
 川辺夫人のお話の中では、今回を含め4回目の来日だが、昔は真っ黒だった日本人の髪の毛がだんだん西洋人に似た色に変わってきているとの印象を話されました。日本人は、日本人の良いところを見失ってはいけないと、やんわり言われたのだと感じました。
 川辺君は、高校生時代からの夢であった、「牧草の研究をして、オーストラリアで牧場を経営する」という目標を、まさに実現しているわけですが、会場では、通訳役を兼ね、夫人を気遣いながらも、ところどころに亭主関白振りをちらつかせる川辺君に日本男児の頼もしさを見た思いでした。
 最後に、40インチのビデオモニターを使って、岩渕君と本多さんから、昨年10月に実施されたオーストラリア旅行の楽しい報告がありました。雄大なオーストラリアの自然を背景に、のびのびと開放感を満喫している13名のメンバーの様子が手に取るようにわかりました。岩渕君から、会員へのアンケートの結果から、2006年に今度はニュージーランド旅行を是非実現したい旨の提案がありました。
 甘利君の中締めに入るころには、予定の時間もだいぶ超過してしまいましたが、とても楽しいひと時でした。
 又の再開を約束し、会員が家路につく頃には、台風10号も遠くに去り、穏やかな天候に戻っておりました。

          文責 土橋啓一


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