北里城北会を終えて・・・・

 去る九月十日、新宿歌舞伎町の「ちゃんこダイニング『若』」にて北里城北会が行われました。私が北里大学に入学してから二度目の北里城北会となりましたが、二年振りということで私自身大変楽しみにしていました。そして私だけではなく、他の先生方もそのように思われているということが、会が始まってすぐに感じられました。

 会が始まってしばらくした後、自己紹介が行われました。私の自己紹介の話題は主に大学での部活動(剣道部)についてでしたが、先輩方の紹介の話題では、所属の科の状況や今の医療について、各科の現場で活躍されている生の意見など多方面に渡っていました。そのことに対して先輩方がジョークを折り混ぜながらのアドバイスやコメントをされていて、改めて楽しい会だなと実感しました。

 最後に今回の会の主役である『目は快適でなくてはならない』を出版された若倉先生(昭43)と、藤沢で開業をされる三須先生(昭59)の自己紹介がされました。若倉先生の話は本を出版する経緯と職員を統率する大変さを、三須先生は最近始めた藤沢交響楽団の事をお話になりました。若倉先生のお話は剣道部で指揮をとる私にとって非常にためになる話であり、一方三須先生のお話は医者の仕事だけでなく、自分の趣味も両立させているということで、この姿勢こそ学生である私が実行していなくてははならない!と自分を戒める思いで話を伺っておりました。まだ医療の現場に立っていないまだまだ知らない事ばかりの私ですが、先生方の会話を拝聴し、私もいつか?何年後には自分の医者としての近況報告が出来、先生方と医療のことなど話すようになるのだな、はやくなりたい、第一線の場で働きたいという想いが強くなっていきました。

 そして会が進むにつれて考えた事は、戸山の縁の事です。その縁というのは高田先生が大日本帝国時代に剣術をされていた事や、私の高校時代の恩師が今回は出席出来なかった田辺先生の担任である事や、若倉先生の娘さんが私の部活の先輩であるといった事です。この戸山の縁の事を考えてみると、世間は狭いなぁ、この『戸山』の縁のおかげでこの会に参加されている先生方とつながる事が出来るのだなと改めて実感しました。そしてこの戸山の縁を決して切らず、これから私が生きていく中で医療の現場だけでなく、様々な分野で活躍をされている戸山の縁の出会いを大切にしていきたいなと思いました。

 最後に今回この城北会を開いて下さった、幹事である渡辺先生、素晴らしい会、凄く嬉しく、心強くなりました!戸山を卒業して本当によかったと思いました。本当に有難うございました。来年卒業する秋田桃さん(平12)にもみなさんから熱いエールが送られていました。学生として北里大学に残るのは今の所私だけですが、今以上に一所懸命にがんばっていきたいと思います。そして皆様のますますの御活躍をお祈りしています。

                             中西 亮(平14) 記


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