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図書紹介: 小宮山宏(昭38)東大総長著『「課題先進国」日本』

                            記 庄内 正文(昭29)

 中央公論新社から標記図書が出版されている。(定価本体 1600円) 

 著者は、本書の冒頭に、<「課題先進国」日本という意味は、日本には、まだどの国も解決したことのない課題が山ほどあるということである。
 エネルギーや資源の欠乏、環境汚染、ヒートアイランド現象、廃棄物処理、都市の過密と地方の過疎の問題、教育問題、公財政問題、農業問題など、解決しなければならない課題が山積みしている。>と述べている。

小宮山宏著 「課題先進国」日本

 日本の以上の課題を、早晩世界の課題になると読み、課題解決ビジョンを具体例で考察し、日本には課題解決の力があり、21世紀は「課題解決先進国」日本を目指そうよと本書は呼びかけている。

 著者は、戸山高校昭和38年卒の現東大総長(2009年3月には総長を退官)。

 在校生の諸君には学校図書館にありますので、ぜひ、ご一読願いたい。

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