「ベッドルーム・ファンタジー」は、2009年10月10日から11月1日まで、ルテアトル銀座で上演される高橋昌也(昭23)演出、黒柳徹子主演の海外コメディ・シリーズの題名です。
1989年(平成元年)ピーター・シェーファーの傑作「レディスとラベッジ」で幕を開けた「黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズ」はこの20年間多彩な共演者によって22本の舞台を生み出してきました。そして20周年の今年はジョン・トピアス作による艶笑コメディ「ベッドルーム・ファンタジー」上演なのです。
内容は倦怠期の夫妻が、豊かな夫婦生活を取り戻そうとする最中、マンション管理人とか、おかしな空き巣、それに夫人のお姉さんが加わって思いがけない展開になると言う、ひと癖も、ふた癖もある登場人物が入り乱れて騒ぎを呼ぶ爆笑喜劇です。個性的で芸達者な俳優達の面白い舞台になると期待しています。
演出の高橋昌也さんは1930年(昭和5年)生まれ、都立四中1948年(昭和23年)卒の俳優・演出家です。俳優座養成所卒業後、1956年(昭和31年)劇団四季に参加、若手のホープとしてその名を響かせる。1961年(昭和36年)文学座に入団、1963年(昭和38年)文学座を脱退し、現代演劇協会・劇団雲結成に参加、1975年(昭和50年)現代演劇協会分裂により、演劇集団円に参加、1987年(昭和62年)円を退団して銀座セゾン劇場の芸術総監督に就任、1999年(平成12年)の閉鎖まで務めた。近年は黒柳徹子主演の舞台の演出を担当している。長い年月の舞台は勿論のこと、その他バライエティ番組とか、洋画の吹き替えにも活躍している。
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