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 日本経済新聞紙「学びのふるさと」で
    森永卓郎氏(昭51)母校を語る

 経済アナリスト森永卓郎氏(昭51)が1月15日付日本経済新聞夕刊の「学びのふるさと」欄に登場、入学時にショックを受けた戸山高校について、数々のエピソードを語っています。校則を振りかざす先生はおらず、服装・髪型・早弁なども自由、受験対策もなく、秋の文化祭には全クラスが映画作り、7割近くが浪人。

 個性的な先生も多く、最初の授業でスペイン語を黒板に書く英語の先生や、マルクス経済学を語り出す物理の先生など、中学校とは異なり、みなやりたい放題だったと。その中で印象に残った岩切先生について、

「中でも思い出すのは3年時の担任、剣道の岩切梅夫先生です。こちらの脳天めがけて「バチーン」と火花が散り失神しそうな面を打ってくる。教師なのに勝負どころで手を抜かない」

と言い、

「何をやっても自由、でも結果はすべて自分に降りかかる、『自由と自己責任』が貫かれた学校だった。多くの先生が生徒と対等の姿勢で授業に臨み、論争を挑んでもしっかり受けとめてくれた。」

と往時を懐かしがり、岩切先生について、

 「口では負けませんでしたが、剣道では足元にも及びませんでした。先生は有段者だから当然なのですが、一本ぐらいは取りたかったと思います。」

と結んでいます。

 この記事に登場する岩切梅夫先生は、1949年から1984年までの約35年母校で教壇に立ち、保健・体育を教えられました。戸山高校新聞の先生列伝には1952年5月に登場しています。城北会ホームページ先生列伝復刻(第15回)でもご覧頂けます。
 http://toyamaob.org/retuden/index.html

 新宿区剣道連盟理事長を務められたこともあり、定年後も、毎週水曜日に母校に近い新宿区の施設で剣道に励んでおられます。昼どきには、城北会事務局スタッフと同じ店に、同好の方々と元気な姿をお見せになっています。
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連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org