topbar1.gif

 今年も盛大に! 新聞部OB・OG会開催さる(報告)

                                 記  萩原 まき子(昭44)

 平成21年10月24日(土)、千代田区霞ヶ関の法曹会館で新聞部OB・OG会が盛大に開催された。そもそも、この新聞部OB・OG会、その存在を知らないという元新聞部員もおられることだろう。それもそのはず、この会の参加資格は、還暦を迎える頃から。毎年、年次を一年ずつ繰り下げて参加者を拡大していくというユニークな方式。それまではお呼びもかからないので、筆者も今年突然に舞い込んだ開催案内通知に戸惑いながらも、初めての参加となった。

 さて、会場は立食形式で豪華な(?)中華料理が並ぶ。今年の参加資格者は、昭和26年卒から昭和45年卒まで総数200名。うち出席者は39名にのぼる。近況報告集には欠席者も含め、85名からのメッセージが満載されている。

 午後1時、参加者最長老である昭和26年卒の伊藤さんご発声の乾杯で開会。司会は
39年卒の油谷さんと41年卒の内御堂さん。卒業年次ごとにマイクの前に立ち、会発足の経緯や新聞部の思い出、音楽会の案内や登山の誘いなど、様々な話題が次々と語られていく。

新聞部OB・OG会開催さる 写真

 初参加の筆者がびっくりしたのは、第1に参加者が若々しく、その記憶力のすばらしいこと。どの年次の方々のスピーチも、高校時代の部室の風景や取材の苦労話にタイムスリップし、「全国高校生新聞大会で大賞をとった」、「大賞が続いたので、自分のときは、戸山高校ばかりというわけにはいかないといわれ落選した」、「紙面をハラキリして編集長に叱られた」、「連日印刷所に泊り込み、心配した親が顧問の先生に抗議したので、新聞部父兄会が開かれた」など生き生きと16歳から18歳の記憶が再現されていく。

 第2に驚いたのは、新聞部OB・OGが同窓会活動などで大活躍をされていることだ。
29年卒の庄内さんは平成20年度まで城北会事務局長、32年卒の住田さんが城北会会長を務めたり、34年卒加来さん、林さんが城北会誌編集委員をなさっていたり、母校で教鞭をとった39年卒油谷さんが新聞部顧問をされたときには、戸山高校新聞部縮刷版が刊行されている。

 第3に、いつまでも新聞部の自由闊達な精神が一人ひとりのなかで生きていることである。41年卒の安達さん、43年卒の片山さんからは、都立高校における国歌斉唱時の不起立にかかわる訴訟についてのアピールなどもなされたが、現在の職業や立場、見解は異なっても、同窓生として耳を傾ける暖かさが会場に溢れていた。

 会の最後に、「なつかしの那須合宿所での会合も考えませんか?」という呼びかけが41年卒の長谷川さんたちからなされ、みんなで記念撮影。話が盛り上がりすぎて、恒例のガチャガチャバンドと校歌斉唱は割愛、3時すぎに閉会となった。

 来年度は、還暦を迎える44年卒が、幹事役を担うこととなる。どうぞ還暦間近・還暦越の元新聞部員の皆様、奮ってご参加くださいませ。
homebutton.gif
連絡・お問い合わせは城北会事務局へどうぞ。e-mail:johoku@toyamaob.org