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 小林久志君(昭32)が東京大学大学院入学式で祝辞

                                   記 船曳茂彦(昭32)

 平成22年4月12日に東京大学大学院入学式が武道館に於いて行われ、学生、父母を交えて約8,000人が集まった。

 その席上、アメリカ在住でプリンストン大学シャーマン・フェアチャイルド名誉教授小林久志君(昭32)が来賓として招かれ、ゲストスピーカーとして祝辞を述べた。

 スピーチの内容は素晴らしく、また多岐にわたっており、特に、これからの日本のリーダーたらん学生諸君は、国際語である英語を不自由なく書いたり話したりしながら、国際関係、経済、歴史、文化等に精通して、自分の専門分野に関しても英語でコミュニケートできる知識人になって欲しい、と語りかけている。一方で、日米の大学の比較において、その基金資産の格差があまりに大きく日本の貧困さが率直に指摘されている。

 興味のある方はホームページ http://hp.hisashikobayashi.com/?p=161 をご覧ください。

 彼のような同窓生仲間が、国際派のトップクラスドクターとして、日本は勿論のこと全世界で活躍されているのは、城北会の誇りでもあります。
  
小林久志君の略歴;
昭和32年    戸山高校卒
昭和36年    東京大学工学部電気工学科卒業
昭和38年    同上 修士課程終了
昭和38年〜40年 東芝技術部レーダ課勤務
昭和40年〜42年 プリンストン大学大学院留学 電気工学博士号取得
昭和42年〜45年 NYのIBM中央研究所にてデータ通信等研究
昭和44年〜45年 UCLAシステム科学科客員助教授
昭和49年     IBM研究所「システム解析とモデル化」グループ上席マネージャー
昭和50年7月〜12月 ハワイ大学客員教授
昭和51年1月〜6月  スタンフォード大学電気工学科客員教授
昭和54年〜55年    西独ダームシュタット工科大学、ブラッセル大学教授
昭和57年4月     IBMジャパン・サイエンス・インステイチュート初代研究所長
昭和61年〜平成20年 プリンストン大学シャーマン・フェアチャイルド栄誉教授
昭和61年〜平成3年  同大学工学部長

その間東京大学先端研客員教授、ダームシュタット工科大学客員教授、カナダ・ヴィクトリア大学客員教授を歴任。

平成20年6月  プリンストン大学退官。同大学シャーマン・フェアチャイルド名誉教綬
平成20年9月〜現在  独立法人情報通信研究機構特級研究員
 主たる受賞歴:
いくつもの発明賞、功績賞の他、最も輝かしいのは平成17年に受賞した、ドイツのエデユアルド・ライン財団2005年テクノロジー賞である。
                                     以上
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