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第十二回関西城北会(報告)

                                      森 昊一郎(昭33)

 第十二回関西城北会懇親総会は平成27年5月17日(日)10時40分から、京都の料理旅館 「鶴清(つるせ)」 で54名の参加を得て開催されました。

 今回は、京都市景観デザイン会議委員で大阪工業大学客員教授である道家駿太郎さん(昭36)の「京都の市街地の変遷と100年後の京都」の講演と京都商工会議所観光産業で特別委員長をされていた南会長との対談を興味深く拝聴しました。平安京が長安の都を模して造った京都の碁盤目の町割りを見ると、当時からまちの姿が不変のように思われるが、1220年の間に大きく変わっていること。現在の京都の景観は、主に明治維新以降の150年くらいの間に作られたものであること。しかし戦後のまち並み破壊からの復興計画をベースに、今後の100年を見据えた新しい京都像への取り組みについて道家さんの専門分野である都市計画からみた考えと、次に京都の経済界の立場から今後の京都のあり方につき様々な委員会などで計画立案に携わっておられる南会長との対談では30年後の姿「京都ビジョン2040」や10ヶ年で観光の構造改革等を聴かせて頂きました。 

 講演・対談終了後、城北会本部より来られた橋爪副会長(昭37)と船曳事務局長(昭32)のご挨拶と城北会の近況報告と、深井奨学財団の庄内常務理事(昭29)よりお礼と現状の報告がありました。その後東山を背景に鴨川を見下ろす納涼床で京都の会席料理を味わいながら歓談を行いましたが、話に花が咲き予定の時間は瞬く間に過ぎてしまいました。

 写真撮影の後、二階の大広間に移り今度新たに会員になられた中野星子さん(昭52)他4名の学生(若手の会)を含む計10名の方々と東京から来られた古川定昭さん(昭33)と関西城北会の発足(昭40)にご尽力された寺澤唯夫さん(昭25)に近況報告を含むスピーチをしていただきました。

 最後に浜中幹事の発声で四中・戸山校歌の斉唱を行い、次に浦上忠文さん(昭40)の万歳三唱で、次の総会(平成29年)での再会を約してお開きとなりました。
                                                 以上

第12回関西城北会
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