第12回ホームカミングデーに参加して

toyama

 平成28年10月22日(土),第12回ホームカミングデーが開催されました。受付開始時刻は午後2時からで,1時間程度校舎内を見学する時間があり,午後3時に講堂において開会しました。参加者数は180名で,歴代1位の参加者となりました。

 A組勝俣迪夫先生,B組渡邊治先生,D組松本佑三先生,J組三井二仁先生,ゲストとして,元1年A組担任の村田雅子先生,地学の三輪先生が御参加下さいました。退職してからドイツ語,イタリア語の勉強を開始されたという勝俣先生。ヒラリー・クリントンの訛りなどユーモアを交えお話し下さった渡邊先生。「1分以内の挨拶でお願いします。」という司会者の無茶な要求を律儀に守って下さった松本先生。熱く苔庭のお話を(二次会での挨拶の時まで)語って下さった三井先生。戸山高校の最後の1年となった私たちとの学校生活が忘れられないと語って下さった村田先生。御自身の製作された本を紹介され,場内爆笑の渦に巻き込んだ三輪先生。欠席された先生のうち,C組井川拓先生,G組土屋賢治先生からメッセージをいただきました。

 記念撮影を経て,場所を移動して茶話会へ。懇談会は1時間で,最後に校歌を歌ってホームカミングデーは終了致しましたが,語り尽せるはずもなく,そのまま二次会へ。

 二次会では,立食と座席とが混ざった形式で行われました。一次会と同じく写真を飾りつけた他,文化祭映画も上映しつつ,全くのフリートークでした。二次会の参加者は176名。こちらも歴代1位でした。一次会・二次会のどちらかに参加した人数は209名,ドタキャン人数はゼロでした。参議院議員の岩井茂樹君の乾杯の音頭で開始しました(実際はフライング気味に呑み始めている人が多かったけど)。クラスごと,クラブごとの写真撮影も行われました。

 二次会での個人的なお話を一つさせてください。1年B組でクラスメートだったNさんと,お話をすることができました。僕は,Nさんが当時,男子のアイドル的な存在であったと告げると,「そんなことないよぉ。上手なんだから。」と当時と変わらぬ愛くるしい笑顔で答えてくれました。5分も話をしていないうちに,元1年B組の男子が数人,話に加わってきました。図らずも,「Nさんが当時アイドル的な存在であった。」という僕の主張は立証されました。集まってきた数人の男子は決して僕と話をしたかったわけではなく,Nさんと話をしたかったのです。

 高校時代は普通に使っていた「僕」という一人称を久々に使いました。「私」を使い始めた当初は恥ずかしかった記憶もあります。でも,あらためて文章で「僕」を使うと,返ってそちらの方が恥ずかしくなってしまいました。

 当時の校門,校舎も,ラジアン池も無くなり,戸山高校は,心の中の故郷,もはや思い出の中の存在でしかない気持ちでいました。が,ホームカミングデーは,もう一度,思い出が現実として目の前に戻ってきたような気分を味わうことができ,幸せな時間でした。

 ・・・等と,当初は綺麗にまとめようと思ったのですが,高校時代,僕のことを温かい目で見ていてくれた(はずの)Iさんに,29年ぶりに再会したら,「太りすぎ,痩せなくちゃ。」とつれなく言われ,思い出から現実を突き付けられた気分も味わいました。参ったなぁ・・・。

古池 秀(昭62)

全員集合写真

全員集合写真

 

E組集合写真

E組集合写真

 

茶話会で先生と

茶話会で先生と

 

④茶話会で戸山祭Tシャツ手に

茶話会で戸山祭Tシャツ手に

 

受付の模様

受付の模様

 

講堂の先生方

講堂の先生方