関西城北会(報告)

toyama

森 昊一郎(昭33)

会員の皆様には益々ご健勝で日々ご活躍のこととお慶び申し上げます。
さて、第十三回関西城北会懇親総会は5月14日(日)10時40分から津村幹事(S53)と雨堤幹事(S63)の司会進行により、ホテルグランヴィア大阪で開催されました。

当日は物故者への黙祷、南会長(S37)の開会の挨拶に続き、森幹事長(S33)からは、総会の出欠状況の報告と、次の議案の説明がありました。

幹事会から、以下の役員等の推薦をしました。現幹事のうち、宮地幹事の辞任申し出があり、それ以外の幹事全員の再任及び新幹事として真鍋 純さん(S43)、後 悦子さん(S58)の推薦、会長には、現会長の南さんの再任。
なお、現森幹事長の後任に小嶋さん(S42)、副幹事長兼会計監査に星野さん(S42)、会計担当に雨堤さん(S63)
書記担当に松井さん(S41)を幹事会で内定している旨を報告。任期は2年。
また、吉村幹事(S29)より、平成27・28年度の決算説明があり、これらがすべて総会で承認されました。

今回は、初めての試みで、講師の方々が現在取組んでいるテーマを「20分ずつの3人連続講演方式」で報告して貰い、質疑応答は懇親会の席上で行い友好、懇親も盛り上げることとしました。
講演の骨子は以下の通りですが、どれも興味深くかつ時宜を得た内容でした。
①「高齢者時代の膵臓癌治療について」(落合登志哉(S54)):膵臓癌は近年増加しているが、いまだ予後の不良な癌のひとつで、治療方法としては外科治療、補助療法、化学療法があるが治療しても不成功なことが少なからずある。しかし、癌と闘うことばかりが医療ではなく、どのような場合でも、その人らしく生きていくことの
サポ-トをすることが、医療人の務めであると考える。
②「私の理論化学」(佐藤 徹(S62)):振動する原子核(分子振動)と電子の間の相互作用が大きいと電子エネルギーの多くが分子振動による熱エネルギーとなり、発光の効率が低下する。
この相互作用が生じる様子を可視化し制御する理論を構築、次世代のデイスプレイや照明として期待大の有機ELにこの基礎研究を応用、新たに設計した分子で高い効率での発光を実現した。
③「日本を『挑戦者で溢れる国』にする」(井坂信彦(H4)):コンピューター、ロボット、人口知能が発展する近い将来、それらに置きかえられにくい能力は、独創性、芸術性、交渉力、説得力、共感性、他者を支援する力(挑戦者に求められる6つの能力)であり、これらの能力を多く必要とする仕事は20年後でも人間の仕事として残っている可能性が高い。

写真撮影の後、懇親会に移り、城北会本部より来られた橋爪副会長(S37)と深井奨学財団の庄内常務理事(S29)のご挨拶と城北会の近況(一般社団法人化など)を報告されました。又、新規会員の大橋 建一さん(S40)、神原 洋一さん(S43)、関  啓一郎さん(S53)の3人と真鍋 純さん(S43)、野田 淳子さん(S40)、沖山 直之さん(H14)に近況報告を含むスピーチをしていただきました。

最後に、野田 淳子さん(S40)、落合 登志哉さん(S54)、山本 洋子さん(S45) の発声で四中・戸山高校の校歌斉唱、浦上 忠文さんの(S40)スピーチと万歳三唱で締め括り、次回の総会での再会を約してお開きとなりました。

次期(2019年)は、以下の役員が担当する予定です。
会 長:南 隆明(S37)、幹事長 小嶋 良一(S42)、副幹事長兼会計監査 星野 正和(S42)
会計 雨堤 泉(S63)、書記 松井 春雄 (S41)
幹 事:八木 保(S27)、 吉村 輝男(S29)、 一松 睦子(S32)、森田 恒之(S32)、森 昊一郎(S33)、
浜中 恵子(S35)、道家 駿太郎(S36)、 荒 木 里(S36)、 真 鍋 純(S43)、津村 和伸(S53)、
後 悦子(S58)、三浦 正彰(S62)、 井坂 信彦(H04)

今年の参加者は42名でしたが、次回は参加者が更に増えるよう努力いたします。

以上