第13回 ホームカミングデーに参加して

toyama

 今回のホームカミングデーは、10/21に台風が近づく雨の中、交通トラブルやドタキャン等の幹事の心配をよそに、出席予定で欠席する方もほとんどなくとても盛大に開催されました。遠くは北海道から、西は広島県からも約140名の多くの同期生が集まりました。

 受付を開くと、久々に会う仲間達が「おお、元気してた?」「今年は日本に帰れたから来られたよ(商社マン)」など声を掛け合いながら、雰囲気が変わった人あり、変わらぬ人あり、皆、再会に頬を緩めていました。

受付で

 受付後は新しい校舎を見学出来たため、昔とは違う校舎がどんな風になっているのか、ワクワクドキドキで“探検”しに行く人もいました。様変わりした校舎に戸惑いながらも、化学講義室等は懐かしの階段教室だったので、「なつかしい!」という声が多く聞こえました。(納富潤子さん談)

 開会のご挨拶では、城北会の伊崎様より今回のホームカミングデーの意義や年々参加者数が増えていることなどが語られ、現校長である布施先生からは今も昔のまま文系理系にクラス分けを行っていない等の最近の戸山の様子が紹介されました。

 各担任の先生からは、皆様ご高齢な中で落ち着いた生活をされていることを和やかにお話ししていただきました。特に印象的だったのは、昔からマングローブを植えたり地球を駆け回っていた(!?)三輪先生は今でも長距離を歩いていらっしゃるなど、さすが名物先生!相変わらずのパワーに目を見張りました。

 先生方に記念品(お花)をお渡しし、講堂での全体写真、クラス別写真を撮り終えた後は、茶話会へ。クラス別にテーブルを置いた会場でお茶を飲みながら、約30年ぶりに再会した旧友同士が今の暮らし、仕事、家庭、趣味のことを語らい、「おまえの頭、白いものが増えたなぁ!」「おう、そっちの腹も貫禄が付いたな(笑)」同級生だからこそ言える話で盛り上がりました。(写真)

講堂での集合写真

 今回、一次会のイベントとしては、開会前の講堂でG組の川島君と中枝君の作成した思い出のスライドショーを上映し、とても好評でした。

 茶話会の最後、まだ話足りない雰囲気の中、校歌斉唱をしました。多くの人が「校歌ってどんな曲だった?」と少し戸惑う様子もありましたが、曲が流れ始めると、その独特なメロディに皆さんハッと思いだしたように歌い始め、最後は大合唱!素晴らしい雰囲気の中、閉会しました。

 二次会では大沼先生の音頭で開始しました。美味しい料理をつつきながら二次会でも昔話に花が咲き、「ネックというあだ名の生物の先生いたよね!借金だけはするな、とか言っていたね。でも皆、何かしらローンを抱えるよね(笑)」当時の先生方の思い出や部活や文化祭のことなど、話しは尽きません。文化祭といえば、戸山祭の特徴である3年次に製作した各クラスの映画は、今回、図書館に保管されていた5クラス分をDVDにダビングし、少しずつ上映しました。懐かしい顔ぶれを見て、あんな所にロケにも行ったね、など当時を思い出す良い企画となりました。

 開始から1時間位で、集合写真、クラス別写真を撮った後は、1年次のクラス別や部活ごとでの集合写真を撮り、それらの写真は共有サイトで見られるようにしました。カメラ係の林君、望月君、有難う!(写真、数枚)

講堂で恩師のお話を聞く

講義室での茶話会

 約2時間の二次会の〆は鬼頭先生のご挨拶。寺山修司を引き合いにされ「(要約すると)戸山の縁を大事にしましょう」という主旨のお言葉に参加者一同、聞き入りました。

二次会で先生方と

 戸山高校の同期生は在学時にはクラスが離れていて話した事がなくても、このような会で知り合って初めて話しても話題が面白いです。それぞれ違う分野で人生経験を積んで来ていますが、根っこが戸山生気質というのでしょうか、小中学の同級生とは違う何かがある気がします。今回の幹事は運動部や会社の大先輩方からの声掛けで幹事になった人もいます。決まった各クラス幹事は自発的に役割分担をして参加人数把握、受付及び会計等の幹事役を担いました。

 参加した皆さんからは「この集まりは本当に良い会だね。幹事さん、お疲れ様!」という感想や労いの声が多く、さらに「またクラス会もやりたいね」と言う方も多かったので、同期の繋がりが復活する絶好の機会となったと思います。

 来年度は年次的に城北会懇親総会の副幹事年に我々の学年(昭63卒)がなるそうです。今回のホームカミングデーに参加してみて、次回幹事をやってみたいと思った同期生は是非、さらに大きな戸山の輪を作るべく、来年一緒に幹事をやりましょう!!

麻生 正(昭63)