東京校歌祭報告

toyama

 2019年10月27日(日)12時過ぎより、改装なった杉並公会堂大ホールで第27回東京校歌祭が開催された。これは都立高校(注)の生徒・卒業生が持ち時間各10分間の枠で各校の校歌その他を歌って交流しようという企画で、本年は19校の参加があった。旧制中学の校歌も紹介内容に含めていることに特徴があり、伝統もある行事なので年配者の参加が多い。

 本校からは 在校生4名(合唱部部員)も含め有志23名が登壇し、合唱部顧問の間下佳代子先生のピアノ伴奏のもとで、新旧の校歌と学園歌のほか、卒業生が作曲した「琵琶湖周航の歌」を披露した。

 各校は歴史的雰囲気を示す幟旗を先頭に登場し、思い思いの服装や譜面カバーで視覚的にもアピールしたり、混成四部合唱で音楽としても聴きごたえのある姿に編曲したり、ブラスバンドの伴奏で迫力のある合唱を聴かせたり、自由曲の枠を使って聴衆と合唱したり、いろいろな工夫をこらしていた。本校の場合、琵琶湖周航の歌で会員が取り出した1本のハーモニカは、曲のノスタルジックな雰囲気とマッチして、音響装置の力もあって、印象的な一曲を演出した。校歌というと歌詞や音楽の流れがあるパターンに固まりやすい傾向があるから、このような工夫は参加者にも聴衆(といっても非常に少ないのが残念だが)にとっても「楽しめる校歌祭」とする意味で歓迎できる。

 なお来年は10月25日(日)に同じく杉並公会堂大ホールで開催される予定とのことである。本年の様子は画像を参照していただきたい。

(注)「都立高校に限る」という決まりはなく、過去には私立高校の参加もあったが現状は都立高校のみになっているそうである。

一般社団法人城北会 広報委員会

20191027f223a-1200

20191027f225a-1200

20191027f230a-1200

20191027f263a-1200

20191027f270a-1200

20191027f344-1200

20191027f348-1200

20191027f355ct+1200