城北会がTSSに協力 アドバイザーに5人推薦

toyama

本校をはじめとする都内外のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校の生徒による「生徒研究成果合同発表会(Toyama Science Symposium)」が2023年2月5日、戸山高校で開かれた。発表に対して助言、指導するアドバイザーとして、学校側の要請に基づき城北会から5人推薦。他のメンターとともに研究内容を懸命に述べる生徒に質問や疑問などを投げかけ、研究の深化を促していた。
今回で11回目となる発表会に城北会が推薦したアドバイザーは、萩谷昌己・東大名誉教授(昭51)、河村知彦・東大大気海洋研究所長(昭56)、筧三郎・立大教授(昭60)、日本原子力研究開発機構の家田淳一氏(平7)、三井住友トラスト・アセットマネジメントの菅野陶源氏(平25)。このほかメンターとして、学校選任の吉田充氏・日本獣医生命科学大名誉教授(昭50)、令和2~4年本校卒の現役大学生7人や本校から異動した教員が何名も加わった。参加した生徒は戸山のほか、都立立川高校、都立小石川中等教育学校、都立南多摩中等教育学校、都立多摩科学技術高、私立豊島岡女子学園高校、私立本郷高校、新潟県立新発田高校、石川県立七尾高校などから約260人。保護者や戸山推薦合格者らが見学した。
開会式の後、各教室に分かれ、物理、生物、数学など171件の研究のポスターセッション。続いて8会場で計30件の研究の口頭発表があり、メンターや担当の教員らが耳を傾けた。
閉会式で、前述の女性研究者である吉田充名誉教授(昭50)が「発表者に女性が目立ちましたね。若い人は人と話してアイデアを広げ、それを取り込むことが大事。」と心構えを語りかけた。
城北会事務局にも、担当された現職教諭や数年前に異動した先生方、メンターの卒業生が見え、会話が弾んだ。アドバイザーの方からも、今回の経験を活かして研究者への一歩を踏み出してほしいと貴重な提言をいただいた。

広報委員長 須賀 潔 (昭44)
事務局   久野 晴美(昭45)

後列左から 萩谷・河村・岡本城北会会長・筧 各氏 前列左から 菅野・家田 各氏

後列左から 萩谷・河村・岡本城北会会長・筧 各氏
前列左から 菅野・家田 各氏